☑ENEOS、出光、コスモの廃油引き取り状況
どーも、オイルエンジニアのとらいぼです。
皆さん、自分でオイル交換した際に、廃油をどうやって処理したらよいか、悩んだことは無いでしょうか?
専用の廃棄ボックスを購入して可燃物として廃棄する手段もありますが、お近くのガソリンスタンドで引き取ってくれたりするケースがあります。
このページでは、有名なガソリンスタンド3社(ENEOS、出光、コスモ)の廃油引き取りについて、調査をしましたので、紹介したいと思います!
ガソリンスタンドの業界の構造
まず、ガソリンスタンドの業界について簡単に説明します。
よく勘違いされがちなんですが、ENEOSの看板を掲げているから、ENEOSが経営しているガソリンスタンドと言うわけではないです。
石油会社と言っても様々な関わり方があります。
簡単に図にすると↓のようになります。

『石油開発』は、原油を掘ってタンカーで日本まで持ってくるのが仕事です。
『石油元売り』は、原油を精製してガソリンや軽油、プラスチック原料、潤滑油など様々な石油製品を製造するのが仕事です。
そして、『販売会社』(特約店、という言い方をします)は、元売りから石油製品を購入し、一般ユーザーに提供するのが仕事です。
この中で、ガソリンスタンドの経営をしているのは、『販売会社』になります。
一昔前は、様々なブランドのガソリンスタンドがありましたが、統合に次ぐ統合で、今や3社しかありません。
ENEOS、出光興産(apollo station)、コスモ石油の3ブランドです。
しかし、ブランドは3つでも販売会社は数多くあります。
元売り直営や地域密着型の販売店、JA、商社系などなど・・・・。
今回は、比較的店舗数が多い石油元売り直営企業に、エンジンオイルを引き取ってくれるか、聞き取り調査をしてみました。
ENEOS(ENEOSフロンティア)
まずは、ENEOSからです。
『ENEOSフロンティア』は、ENEOS株式会社の100%子会社になります。
全国に約610店舗を有するENEOSのトップディーラーです。
さて、それでは廃油の引き取り調査結果です。
ENEOSフロンティアのお客様窓口に、問い合わせてみたところ、↓の返信がありました。(原文ママです)
『当社では廃灯油やエンジンオイルなどの油脂の引取りは行っておりません』
残念ながら、ENEOSフロンティアでは廃油引き取りは行っていないようですね。
出光興産(出光リテール販売)
続いて、出光です。
『出光リテール販売』は、出光興産100%子会社です。
全国約452か所のガソリンスタンド経営を行っている企業になります。
さてさて、廃油引き取り調査結果です。
結果、『引き取りはOKだが、50円/Lの手数料がかかる』だそうです!
普通車であれば、5Lほど廃油として出てくると思うので、約250円ですね。笑
高いと思うか安いと思うかは、あなた次第です!笑
コスモ石油(コスモ石油販売)
さて最後はコスモ石油です。
コスモ石油販売株式会社は、コスモ石油マーケティング株式会社の100%子会社です。
全国に約592か所のガソリンスタンド経営を行っています。
廃油の引き取り調査ですが、↓のようになります。
『各店舗によって異なるため、詳細はお近くのガソリンスタンドにお問い合わせください』
まとめ
今回の調査結果をまとめると↓のようになります。
ENEOSフロンティア:引き取り無し
出光リテール販売:50円/Lで引き取り可
コスモ石油:詳細は店舗に問い合わせ
また、今回は、数多くある販売会社の中から元売り直営企業のみに絞って調査をしました。
なので、地元密着型の企業であれば、あるいは店舗によっては引き取ってくれる可能性は十分にあります。
実際にネットで検索すると、『引き取ってくれた!』という意見をちらほら見たりします。
ただ、引き取ってくれることを当たり前に思ってはダメです。
廃油の処理にも当然お金がかかりますし、ぶっちゃけそれで儲かるわけでもないので、引き取ってくれたとしてもボランティアに近いです。
もし、引き取ってくれるガソリンスタンドがあったら、きちんと感謝の言葉を言ってあげてください。
もし、まだ交換するオイルの油種を決めてなければ、↓のリンク先でおすすめおオイルを紹介しているので、ぜひ見ていってください!
