☑モービル1とカストロールエッジの特徴
☑モービル1とカストロールエッジの性能比較
どーも、オイルエンジニアのとらいぼです。
皆さん、オイル交換する際にどのオイルにしようか、迷ったことはないでしょうか。
このページでは、有名な2つのオイル、『モービル1(Mobil1)』と『カストロール エッジ(Castrol EDGE)』を分かりやすく比較していきたいと思います。
比較検証①オイルの特徴
まず、モービル1です。
レースの世界でよく見るロゴです。
まるで、私が一番、と言わんばかりの大きなロゴ。
車に詳しくない人でも、一度は目にしたことがあると思います。
このオイルは、フォーミュラ1やNASCAR等で使用されています。
一方、カストロールエッジですが、こちらは、添加剤の技術に特徴があります。
『フルード・チタン・テクノロジー』と言って、液化チタンを用いた油膜強化技術です。
アメリカで特許を取得した技術で、この独自技術により優れたエンジン保護性能を発揮しています。
比較検証②製造メーカー
モービル1の製造メーカは、『エクソンモービル』です。
非常に有名な石油企業で、『スーパーメジャーズ』という世界6大石油会社の内の1社です。
元々は、アメリカの超巨大石油会社スタンダードオイル社で、アメリカの反トラスト法制定の際に、分割されたうちの1社です。
日本では、過去とあるTVCMで一躍有名になりました。
『-40℃の世界ではバナナで釘が打てますが・・・・』と言うやつですね。気になった方は、後でググってみてください。笑
カストロールエッジの製造メーカは、現在は『BP』というイギリスの会社になっています。
こちらも、現在、スーパーメジャーズの内の1社です。
ただし、カストロールブランドは、元々はCastrol社という会社が製造していました。
しかしながら、BPに買収されてしまい、現在カストロールの名前はブランドだけが残っているという状況になります。
比較検証③オイル性能
続いて、オイル性能比較です。
代表的な粘度の0W-20で比較していきます!
モービル1 | カストロール エッジ | |
SAE粘度 | 0W-20 | |
タイプ | 合成油 | |
API規格 | SP | SP |
ILSAC規格 | GF-6 | GF-6 |
粘度指数 | 163 | 183 |
流動点 | -48℃ | -39℃ |
まず、2つとも合成油タイプのオイルになります。
さらに、規格は、API規格はSP、ILSAC規格はGF-6になっています。
続いて、粘度指数ですが、モービル1は163、カストロールエッジは183です。
流動点は、モービル1は-48℃、カストロールエッジは-39℃です。
ただし、どちらも優れたオイルであることには変わりありません。
粘度指数は、GrⅢ鉱油では120以上と定められているので、2つともそれよりはるかに高い数字です。
そして、流動点も、一般的な鉱油の流動点は-10℃~-25℃ですから、こちらも、それよりはるかに良好な数字です。
2つのオイル共に、ある一定の条件はクリアした非常に高性能なオイルである、と言ってもいいでしょう。
まとめ
モービル1,カストロールエッジの2つのオイルを比較してみました。
もちろん、今回紹介した項目以外でも重要な項目はたくさんあります。(耐摩擦摩耗性とか、フィーリングとか、酸化安定性とか)
それらの項目をテストしてみると、もう少し違いは見えるかもしれません。
しかし、2つのオイル共に非常に優れたオイル、であることに変わりはありません。
この2つのオイルは、インターネット通販で購入することが可能です。
↓のリンクでは、カストロールやモービル1の他にも、管理人がおすすめする様々なオイルを紹介しています。
興味があったら是非見ていってください!
https://oil-lubricants-world.com/2024/02/01/%e3%82%82%e3%81%86%e8%bf%b7%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%b3%e3%82%aa%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%92%ef%bc%98%e3%81%a4%e7%b4%b9/