どーも、オイルエンジニアのとらいぼです。
さて、オイル交換する際に、どのオイルにしようか悩んだことは無いでしょうか。
このページでは、オートバックスやイエローハットなどでよく売られている高性能オイル、『カストロール エッジ(Castrol EDGE)』について、紹介していきたいと思います。
この記事を読んで分かる事は、以下の通りです。
・カストロールエッジの特徴が分かる
・カストロールエッジの性能が分かる
カストロールエッジとはどんなオイル?
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で、良く売られている有名なオイルです。
Castrol社の独自技術である、『フルード・チタン・テクノロジー』という油膜強化技術により、強固な油膜を形成します。
この技術によって、金属間の摩擦摩耗を劇的に改善するオイルです。
カストロールエッジの製造元
カストロールエッジの製造元は、現在は『BP社』になっていますが、元々はCastrol社が製造販売を行っていました。
Castlrolブランドは、ヒマシ油から始まります。
当時、モーター用オイルと航空機用オイルに注力していたウェイクフィールド社(Castrol社の前身)の研究者たちは、トウゴマの種子から作られるヒマシ油を使うと、性能が向上することを発見しました。
そして、このヒマシ油を配合したオイルを『Castrolブランド』で売り出したのが始まりです。
その後、Castrolは買収を繰り返し、現在はスーパーメジャーズの1社であるBP社のブランドとなって、世界中に供給されているのです。
カストロールエッジの性能
それでは、カストロールエッジの性能について、具体的に見ていきたいと思います。
今回は、代表的な粘度、0W-20と5W-30に絞ってみていきます。
0W-20 | 5W-30 | |
基油 | 合成油 | |
API規格 | SP | |
ILSAC規格 | GF-6 | |
粘度指数 | 183 | 164 |
流動点 | -39℃ | -39℃ |
まずは規格ですが、API規格はSP、ILSAC規格はGF-6となっています。
粘度指数は、0W‐20が183、5W-30が164です。
これは、API規格からすると、非常に高い値です。
API規格表では、GrⅢ鉱油で粘度指数が120以上と定められていますから、それよりもはるかに高い値を示しています。
また、流動点にも-39℃という値になっていますが、こちらも良い数字です。
一般的に、鉱油の流動点は-10℃~-25℃なので、それよりはるかに良好な性能を示しています。
まとめ
今回は、カストロールエッジについて、紹介しました。
このオイルは、独自技術のフルード・チタン・テクノロジーを駆使して、高性能な合成油を使用しており、さらに最新規格を取得している、非常に優れたオイルです。
店頭で見かけた際には、多少高くても候補の1つに入れてもいいんでないでしょうか。
下記ページでは、カストロールエッジとよく比較されるモービル1についても詳しく紹介しています。
良ければ見ていってください!