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エンジンオイル5W30と10W30の違いは?オイル粘度について徹底解説!

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どーも、オイルエンジニアのとらいぼです。

車ユーザーの方々にとって、絶対必要なメンテナンスの1つがオイル交換です。

オイルには様々な銘柄が存在しますが、それぞれで複数の粘度がラインナップされている事が多くあり、どの粘度を選んだらよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

『5W-30と10W-30って、何が違うの?』

『エンジンオイルを交換しようと思ったけど、どの粘度グレードを選べばよい?』

『粘度グレードの見方が分からん!』

このページでは、そんな疑問にお答えしていこうと思います。

この記事を読むと、以下のの事が分かります。

・エンジンオイルの粘度表記の意味が分かる
(5W-30と10W-30の違いが分かる)

・エンジンオイルの粘度の選び方が分かる

 

エンジンオイルの粘度規格の見方

まずは、エンジンオイルの粘度の見方について説明します。

エンジンオイル粘度は『SAE規格』というアメリカの規格で表示されています。

『0W-20』とか『5W-30』などの表記です。

Wの前についている数字が低温での粘度を表し、ハイフンの後についている数字が高温側での粘度を表しています。

今ではあまり見ないですが、Wがついていない数字だけの表記もあります。
(30とと50とか)

これは『シングルグレード』と呼ばれ、Wがついている規格は『マルチグレード』と呼ばれます。

今では、市販されているオイルのほとんどは、マルチグレードになっています。

この数字(低温側、高温側両方とも)が、低ければ低いほど、粘度が低いことを意味します。

一昔前は、5W-30とかが一般的でしたが、最近は省燃費化の流れで0Wー20などのオイルが純正油に指定されている車種も多くあります。

ガソリンスタンドのオイルなんかでは、さらに粘度が低い0W-16とかも売られていたりしますね。

5W-30と10W-30の違いは?

粘度の見方が分かったところで、一般的に流通している粘度である5W-30と10W-30の違いを見ていきます。

この2つの粘度の違いは、『W』の前の数字が異なり、ハイフンの後の数字は同じです。

つまり、異なるのは低温側の粘度、という意味になります。

低温になったときに、5W-30の方が低粘度(さらさら)という事になります。

これは、自動車でいうと、低温始動時にオイルがエンジン内部にいきわたりやすい、という事を意味します。

逆に、このWの前の数字を挙げてしまうと、低温始動時にオイルがいきわたりにくい、という事になります。

5W-30から10W-30に変えた程度では、あまり違いは実感できないかもしれませんが、やりすぎると低温時のエンジン保護にも関わってきます。

エンジンオイルの粘度は変えてもOK?

よくネットの質問コーナーで、『エンジンオイルの粘度は純正油指定から変えても問題ない?』というのを見かけます。

結論からいうと、問題ないです。ただし、時と場合によります。

例えば、旧車と呼ばれる昔の自動車に0W-20とか0Wー16を入れるのはまずいです。
と言うより、絶対やめてください。

また、走行距離10万キロ以上の過走行車も純正油粘度より低粘度のオイルを入れるのはおすすめできません。むしろ、純正油より高粘度のオイルを入れた方が効果的です。

また、スポーツタイプの自動車には、0Wー50や5Wー40などの高粘度オイルが適しています。

上記の場合以外でも、例えば安くエンジンオイルを手に入れた(他人から貰った等)けど
粘度が純正油と異なっていて、交換してよいか分からない、というケースもあると思います。

この場合は、純正より高粘度側なら問題なし純正油より低粘度でも1つ下のグレードだったら問題なし、と管理人は思います。
(ただし、エンジンの状態にもよるので、一概には言えないですが・・・)

粘度を間違えるとどうなる?

エンジンオイルの粘度を間違えるとどうなるか?ですが、ほとんどの場合はあまり問題にはならないと思います。

ただし、過走行車、旧車、スポーツカーなどには注意が必要です。

たとえば、純正油より高粘度側の粘度を入れてしまった場合は、粘度抵抗が増える事になるので、燃費が悪くなる可能性があります。

また、逆に低粘度側の粘度のオイルを入れてしまった場合は、エンジンを保護する油膜が薄くなるので、潤滑不良が起きやすくなります。最悪、エンジンが焼き付き、オーバーホールなんてこともあり得なくは無いです。

ですが、最近の自動車は、至る箇所に様々なセンサーが張り巡らせており、少しでも何か異変があれば、運転者にエラーを出す仕組みになっています。なので、最悪の事態に至る事は少ないと思います。

まとめ

エンジンオイルの粘度について、簡単に解説させていただきました。

極論、言ってしまえば純正の粘度グレードが一番だと思いますが、オイルの粘度を変えることで運転のフィーリングとかも変わったりするので、こだわってみるのも良いと思います。

皆さんのカーライフが充実したものとなるように、管理人は願ってます。

エンジンオイルは、絶対に必要なメンテナンスですが、なるべく安く済ませたい!と思っていませんか?

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