どーも管理人のとらいぼです。
バイクを所有している方に絶対必要なのが、オイル交換です。
ただ、オイル交換って面倒くさいですよね・・・。
『どれくらいの頻度で交換するのが良いの?』
『バイク用のオイル、種類がいっぱいあってどれを選べばよいか分からない』
『バイク用オイルの規格(グレード)の見方がよく分からない・・・。』
『鉱物油と合成油って、何が違うの?』
そんな疑問を解消していきたいと思います!
また、バイク用エンジンには、4サイクルと2サイクルがありますが、このページでは、4サイクルエンジンオイルについて、紹介していきたいと思います。
この記事を読んでわかることは下記の通りです。
・バイク用オイルの規格の見方が分かる
・バイク用オイルの粘度の見方が分かる
・バイク用オイルの組成の種類(鉱物油or合成油)が分かる
バイク用エンジンの構造
バイク用エンジンオイルを語る上では、まずはバイク用エンジンにの構造についてきちんと理解する必要があります。
基本的には、エンジンなので、ガソリンを燃焼させてピストンを動かして、動力を得るというところは一緒です。
自動車と違うのは、潤滑方式なのです。
自動車はトランスミッションとエンジンは明確に分かれていますが、バイクのエンジンはコンパクトにするため、分かれていません。
つまり、エンジンとトランスミッションはオイルを共有化しているのです。
そのため、求められる性能や規格も少し変わってきます。
バイクオイルの規格~MA規格とMB規格~
4サイクルエンジンオイルの規格(グレード)は、他のエンジンオイルと同様に、API規格がありますが、バイク用独自の規格として、『JASO T903』という規格があります。
JASOというのは、『Japanese Automobile Standards Organization』の略で、要は自動車関連の規格等を取りまとめている組織です。
つまり、JASOは、日本独自の規格という事になります。
性能分類としては、MA2、MA、MA1、MBの4種類に分けられます。
この規格はどれが良いというわけではなく、そのエンジンに適したオイルはどれか、というものを表したものになります。
MB規格は低摩擦で滑りやすく、MA規格は高摩擦で滑りにくいです。湿式クラッチ式はMA、スクーターはMBを使用する事が多いようです。
ご自分が使っているバイクに、指定があると思うので、よく確認してから、オイル交換する事をお勧めします。
バイクオイルの粘度~0W-20?SAE表示の見方~
バイク用オイルは、SAE規格で表されます。
Wの前の数字は、低温側の粘度、ハイフンの後の数字は、高温側の粘度を表します。共に、数字が大きければ高粘度、数字が小さければ低粘度になります。
ちなみに、WはWinterのWです。
粘度の選定方法は、バイク指定の粘度を入れておけば間違いないと思います。ただし、人によっては、季節や走行距離に応じて、1ランク低い粘度や高い粘度を入れている人もいます。
オイルの粘度を変えだけでも、フィーリングが変わったりするので、色々と試してみるのも面白いですね!
バイクオイルの種類~鉱物油と合成油~
オイルは大まかに、『鉱物油』と『合成油』、『部分合成油』の3種類に分かれます。『鉱物油』とは原油を精製して得られるオイルで、『合成油』とは化学合成して得られるオイル、『部分合成油』とは鉱物油と合成油をブレンドして得られるオイルの事を指します。
鉱物油は、不純物が多く混ざり合ったいるので、粘度指数や低温性能が悪い傾向にあります。その分、価格は安いです。
反対に、合成油は化学合成して製造するので、不純物はなく、低温性能や耐熱性などの性能は良い傾向にあります。(鉱油や合成油にも様々な種類があるので、一概には言えないですが・・・)
鉱油、合成油については下記ページで詳しく説明しているので、ぜひご覧になってください!
バイクオイルのメーカ~カワサキ、カストロール、モチュール~
バイク用オイルは、様々なメーカから市販されています。
どのメーカを選んでよいか迷いますよね。メーカごとに管理人が特徴を解説していきます。
バイクメーカ純正(HONDA、YAMAHA、KAWASAKI)
まずは、バイクメーカが出している純正油です。ホンダウルトラ、YHAMAHAのヤマルーブ、KAWASAKI R4、などです。
まあ、ぶっちゃけ、これが一番無難ですね。
製造元が市販しているので、当然、自社の実機試験でもテストしていますし、最もハードの性能を引き出してくれるオイルと言えるでしょう。
オイルメーカ、ブレンドメーカー(カストロール、MOTUL)
バイク製造元以外で、独自技術を用いて、オイル開発・製造を行っているメーカです。カストロール、MOTUL、ワコーズ、などです。
製造元の純正オイルは、価格が高く設定されていることが多いですが、こちらは比較的安い価格設定になっています。
オイル交換は安く済ませたい!という方におススメかと思います。
また、安いからと言って、性能が低いかというと、そうでもありません。エンジンオイルに関しては、上述した規格や粘度をきっちり守ってさえいれば、問題なく使用できます。
管理人の意見ですが、エンジンオイルは安くてもいいから、交換頻度を上げた方が、エンジンへのダメージは少ないです。
なので、管理人としては、この中から、自分のバイクに合った粘度と規格を選んで、なるべく安いオイルを入れて、走行距離3,000㎞ごとにきっちり好感させてあげるのが、ベストだと思います!
まとめ
今回はバイク用の4サイクルエンジンオイルについて、紹介していきました。
バイクは趣味で乗る方が多いので、オイルにもこだわりたい!という方が多いですよね。
純正以外でも、様々なオイルが市販されているので、色々と試してみるのも面白いと思います!
また、オイルについても詳しく知っていると、玄人って感じがしますよね。笑
バイク仲間にも自慢できちゃいます。笑
自動車のエンジンオイルについては、下記ページで紹介しているので、興味がある方はこちらからどうぞ!